柔道の階級の分け方ってどんな決まりがあるのか気になりませんか?
柔道は男女とも体重別で分けられていますよね。
体重の増え方も何だかキリが悪いし・・・
階級を分けるのはどんな決まりがあるのでしょうか。
柔道の階級の分け方にどんな決まりがあるのか調べてみました。
柔道・階級の分け方の決まり

柔道は男女とも体重別に7階級に分かれています。
【男子】
60㎏級、66㎏級、73㎏級、81㎏級、90㎏級、100㎏級、100㎏超級
【女子】
48㎏級、52㎏級、57㎏級、63㎏級、70㎏級、78㎏級、78㎏超級
このように男女とも7つの階級に分かれているのです。
男子は60㎏級に6㎏プラスして66㎏級、66㎏級に7㎏プラスして73㎏級、次は8㎏、9㎏と1㎏ずつ増やしながら階級が上がっていきます。
女子は48㎏級に4㎏プラスして52㎏級、52㎏級に5㎏プラスして57㎏級、次は6㎏・・・です。
階級が上がるのも、同じ重さが上乗せされているわけではないんですよ。
だからキリが悪い数字になっていたんですね。
おもしろいですね!
柔道の階級が7つに分かれている理由
調べてみると・・・
筋肉量、体格差による体重差があると公平ではない。という考えからの様です。
公平さを保持し、安全に競技を行うために体重による階級が設けられました。
階級別に分けられるようになったのは、1964年に開催された東京オリンピックから。
しかし、この時は今ほど細かくなく3階級(軽量級・中量級・重量級)に分けただけでした。
それ以前は無差別で競技をしていた時もありました。
柔道は本来無差別で争われるべきという考えに基づいていたため、講道館柔道では無差別を除くと段別・年齢別がその区分の中心であった。
ウィキペディアより
昔は段別や年齢で区分をされているものの、体重差は関係なく競技をしていたようです。
現在のように7階級に分かれたのは1988年開催のソウルオリンピックから。
7階級に分かれましたが現在とはやや異なり、男子は60㎏級~95㎏超級、女子は48㎏級~72㎏超級といった分け方でした。
現在のように分けられたのは男子は1996年から、女子は2000年からです。
選手の大型化が進んだため、徐々に体重制限の上限が大きくなりました。
無差別級ってなかったっけ?
そういえば「無差別級」って聞いたことないですか?
無差別級は男女はわかれますが、体重の階級に関係なく争われる試合です。
オリンピックでは1980年開催のモスクワオリンピックで無差別級は廃止
国際柔道連盟の抗議で1984年のロサンゼルスオリンピックで実施されることが決まりましたが、1988年のソウルオリンピックで再び廃止されました。
まとめ
柔道が階級別に分かれているのは公平性と安全性のため。
階級が設けられる前は無差別で行われていましたが、階級を設けることでそれぞれの階級のメダリストが誕生することとなりました。
日本のお家芸といわれる柔道で、多くのメダリストが誕生するのは嬉しいですね!
これからも柔道から目が離せません。